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いってらっしゃ~い、と庭で自転車を見送っていたら、
遠くから小さく、聞いたことのある鳥の鳴き声・・。
あっ、あれってアオバトの声~~~~!!!
夜、帰ってきたnaoに、「今日アオバトの鳴き声を聞いた!」って
興奮して話すのに、信じてもらえない。
誰かの叫んでいる声を聞き間違えたんじゃないの~って、
「アナタ、どこの人が朝6時過ぎに
ア~オ、アオアオなんて叫んでるのっ?!」
思わず二人が顔を見合せて、ぷっと吹いてしまいました。
留鳥で広葉樹の山地の森林内に住む。冬には平地の
鎮守の森などにもやってくる (愛媛のハンドブックはばたき)
条件はぴったり合うし、可能性は十分にありますね! ワクワク。
どこでも音楽が聴けるシャッフルも買ったけど、
イヤホンを耳に突っ込んでいるより
基本的には 「自然の音」が聞こえる方が、好きみたいです・・・
だって、こんないい音がきこえないもの。
絵の構図を考える為に・・と、久しぶりにnaoと図書館に行ってきました。
図書館て、宝の山!! 買えない高価な本は本当にありがたい!!
ところで、この本の中に、すごい本を発見・・・
宮崎学さんの「死」という本です。
山の中で死んだ動物の死体が、どうなっていくのか・・というのを
ずっと写真で撮り続けた本です。
最初は、気持ちが悪くて「えっ・・」という感じでしたが、
ハエが来て、ネズミがきて、狸がきて、カケスも肉をつつき、
やがて毛は、シジュウカラやヤマガラ、カラスが喜んで
自分達の巣材に持っていき、狐が骨をくわえて持っていき・・・と
「死」が、森では別の生き物の「生」を支えていて、骨や毛の
細部まで無駄なく使われているというのを、
まざまざと見せつけられます。
そして、何もなくなった地面に草が生えて、元の草むらに
なった最後の一枚の写真を見た時には
「土に還る」という自然の摂理が心に沁みました。
死体は「死臭」という匂いによって「私は死にました~」という
サインを自然界に出し、それによってまずハエが集まり、虫がきて、
動物がきて・・と、次々に死体の解体が始まる・・という事に
自然の仕組みとはすごいものなんだなあ・・・と感動すら覚えます。
グロいのかと思ったけど、なかなかいい本だった~、
最後の森だけの写真に感動した・・・・と言ったら、naoは
私は標本のような骨の形がきれいに残った鹿の写真に感動した!!
(えっ、そっち~~~??二人の感動ポイントはかなりずれてた・・・・・)
もっとも、こんな本はnaoが借りていなくては、
私は一生見ることもなかったでしょう。
宮崎学 インタビュー
http://eco.goo.ne.jp/business/csr/ecologue/ecologue01_01.html
骨ねえ・・・・・。